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本がないっ!

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BSプレミアムで7月30日に放映された「ポリアンナ」を観ました。1960年のディズニー映画。

エレナ・ポーターの『少女パレアナ』は、続編の『パレアナの青春』と共に十代はじめの頃の愛読書。
村岡花子さん翻訳の文庫本で読みました。

どんな状況におかれても、ものごとのいい面を探していくパレアナ。両親を亡くし叔母の家にひきとられた少女は少しずつ周囲を変えていきます。
じわじわと、土壌に染みいり草木を育てる水のように。

ところが、ディズニー映画は、このじわじわ具合が描かれていないんですね。
町の有力者であり、権力をふりかざす叔母と町長、町民たちとの対立の図式が前面に押し出されていて。

それに確かな記憶はないのだけれど、どうも物語のディテイルが改竄されている。パレアナって木から落ちた?とか…。

「これは読み返さなければ」と本箱を探しましたが『少女パレアナ』は行方不明。
アニメは原作に忠実、との話もありますが、ここは、やはり当時の気持をたぐりよせたく、本を探そうと思っています。
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11 : 00 : 52 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑

ビブリア古書堂の事件手帖(三上延 メディアワークス)

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古書店の主にして、本好き、本のこと以外ではとても内気な主人公栞子と偶然の行きがかりで店主入院中にバイトとして雇われた青年が、この古書店にまつわる事件に挑み解決していく、という物語。

各章には、それぞれの事件の鍵となる古書名がつけられていて、古書の話となると、人が変わったように、雄弁になり堂々と語り出す栞子さんの蘊蓄を聞ける仕組み。そうなった時に発揮する優れた洞察力で次々に事件は解決され…。

そして最終章クライマックスでは青年の出自にもかかわる謎が解ける。

大変面白く読みました。でも何か物足りない思いが残ったのは何故でしょう?

ここ数日、そしてこうして書きながらも考えているのですが、ミステリアスに展開するストーリーの一応の大団円が虚しい感じを残したからかしら。
栞子の本への愛、と本への愛に生きた父親に翻弄されたある男の本への執着、本への愛で繋がり、結ばれたアルバイト青年の祖母の秘めた愛、そうして行き着いた場所に希望はあるのか。
いや、あるように書かれてはいるのですが、本への愛が、豊かな愛情を育む要素になっているようには感じられないんですね、あんまり。


23 : 33 : 22 | | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑

茨木のり子さんと長田弘さん

昨日、このブログを訪問して下さったaoakakiさんのブログに伺ったら詩のことを話されていました。

茨木のり子さん、長田弘さんの詩も素敵ですよ、とコメントしましたら、茨木さんの「自分の感受性くらい」「汲む」をご覧になって素敵、と言って下さったので(この2つは私も大好きな詩です。)もう少しご紹介しますね。

「聴く力」

ひとのこころの湖水
その深浅に
立ちどまり耳澄ます
ということがない

風の音に驚いたり
鳥の声に惚けたり
ひとり耳そばだてる
そんなしぐさからも遠ざかるばかり

小鳥の会話がわかったせいで
古い樹木の難儀を救い
きれいな娘の病気まで直した民話
「聴耳頭巾」を持っていた うからやから

その末裔(すえ)は我がことのみに無我夢中
舌ばかりほの赤くくるくると空転し
どう言いくるめようか
どう圧倒してやろうか

だが
どうして言葉たり得よう
他のものを じっと
受けとめる力がなければ

「みずうみ」

<だいたいお母さんてものはさ
しいん
としたとこがなくちゃいけないんだ>

名台詞を聴くものかな!

ふりかえると
お下げとお河童と
二つのランドセルがゆれてゆく
落葉の道

お母さんだけとはかぎらない
人間は誰でも心の底に
しいんと静かな湖を持つべきなのだ

田沢湖のように深く青い湖を
かくし持っているひとは
話すとわかる 二言 三言で

それこそ しいんと落ち着いて
容易に増えも減りもしない自分の湖
さらさらと他人の降りてはゆけない魔の湖

教養や学歴とはなんの関係もないらしい
人間の魅力とは
たぶんその湖のあたりから発する霧だ

早くもそのことに気づいたらしい
小さな
二人の
娘たち


2006年に茨木さんが亡くなられた後に編まれた『茨木のり子の家』(平凡社)の半ば過ぎのページには創刊当時茨木さんが発行責任者をされていた同人誌「櫂」の連詩の集まり(1975年)の写真が載っていて、吉野弘、茨木のり子、岸田衿子、大岡信、川崎洋、谷川俊太郎などそうそうたる面々が1枚の写真に収まっています。

岸田衿子さん、と言えば、茨木さんの『詩のこころを読む』で知ったこの方の詩を以来折々に口ずさみます。

「くるあさごとに」

くるあさごとに
くるくるしごと
くるまはぐるま
くるわばくるえ
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